Calavéloでフランスの小学校へ行く【地域のすぐれた自助サービス】

アタシたちが住んでいる地域には、Calavélo(キャラベロ)というサービスがあります。これは、地域のボランティアの人たちが学校の子どもたちを自転車で学校まで連れて行き、連れて帰るというサービスです。とてもすぐれたサービスで、ミミズもその恩恵にあずかっています。

住んでいる場所によって、集合場所が決まっています。アタシたちの地域ではすぐ裏のバス停が集合場所になっています。だからとても便利です。時間になると、ふたりの同行者が来てくれます。必ずふたり来てくれて、ひとりしか同行者がいない場合は、このサービスはキャンセルされてしまいます。先頭と後方に大人がついて、子どもたちはその間に入り、一列になって右側を走行します。右側走行とは車と同じ側です。現在、アタシたちの地域にはミミズとあともうひとりしかいません。待ち合わせのバス停から学校まで、まっすぐいくと20分ほど、このサービスに参加する子どもたちが近くにいたら、その子の地域の待ち合わせも回って学校に向かいます。

このサービス、地域をあげてのサービスで、いろんな大人たちが本格的にかかわっています。毎週、予定表がメールで送られてきて、何曜日の行きにはだれとだれ、帰りはだれとだれが来るのかがわかるようになっています。この予定表を作っているのがアタシたちの柔道の仲間のお母さんで、予定表づくりはもちろん、天候を見てサービスをキャンセルするなどのタイミングもとてもむずかしく、毎日の大きな仕事になっています。学校が行っているサービスなので、保険にも加入されているし、いざという時も安心です。

日本では、学校の行き帰りはグループで登下校したり、自主的な自助サービスがありますが、フランスの場合、親が11歳以下の子どもを学校まで送り迎えするのは義務なので、とくに働いている親などは助かります。ただし、学校の下校時間よりも遅くまで働いている親たちは、子どもたちを学校の保育施設に車で迎えに行く人が多いため、帰りは車に自転車を載せて帰るという人もいます。それでも子どもたちが楽しそうに自転車に乗って学校へ行くので、このサービスに申し込んでいる家庭もたくさんいます。

フランスにはいろいろな社会サービスがありますが、このCalavéloはなかなかすばらしいものだと思います。昨年までは体力的にむずかしいかなと思っていましたが、近くに住むクラスメイトがはじめたことから、ミミズも今年から参加しています。毎朝、寒くても楽しく自転車で学校に通っています。







投稿者: ミミズ母

現在、フランスに住んでいるミミズママです。フランスの学校に通っている娘に日本語を教えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です