フランスの小学校から成績表が届いた!

バカンスがはじまった

今日から学校が秋休みとなりました。9月にはじまって6週間、あっという間に時間が過ぎていき、今日、心配していた成績表を持ってきました。

幼稚園のとき、発音矯正士のところに行ったほうがいいと言われていたので、今回もフランス語のことで何か言われるかなぁと心配していましたが、心配とは裏腹に、どういうわけだか成績がとてもよかったので安心しました。フランス人の家庭で生まれ育った同級生とは異なり、日常的な語彙力の少ないミミズは、聴覚や視覚など、あらゆる感覚を使ってフランス語を記憶しているため、ディクテもちゃんとできていたみたいです。クラスの平均点をはるかに超える成績だったので、まずは安心しました。

とはいえ、今度はもっとフランス語の勉強をやっていかないといけないだろうから、さらに大変だなぁと思います。柔道でいっしょの子たちの話を聞くと、宿題が多くて柔道に来られなかったとか、そんなことを言っています。家に帰ってからどれだけ宿題をやるかということに尽きますが、アタシもいっしょに勉強しないと…と思っています。

算数の成績は予想どおりでした。まぁよくできていました。ひとつ、設問の意味がわからなかったみたいで、ほとんどできなかった課題がありましたが、これは算数の問題ではなくフランス語の問題なのでとくに心配ないかなと思っています。

とはいえ、アタシたちは、朝の30分の日本語学習+スマイルゼミと、学校から帰ってからの数分の宿題程度しか勉強をしていないので、必要に応じてもう少し勉強時間が必要になるかもしれません。ま、様子を見ながらということで。とりあえずホッとしています。

にきびができたり歯が動き出したり

この歯が抜けそうなのだ

今週が終わるとミミズもアタシも秋休みに入ります。小学校がはじまって早6週目、みるみるうちにミミズのフランス語力が上がっていて、本当にびっくりします。

そんな目に見えた成長が、身体的にも現れはじめていて、今週、驚くべきことに、おしりににきびができました。パンツの線のところに大きくできる、あの吹き出物です。なかなかよくならなくて、かゆくて触っているみたいで、どんどん大きくなっていきましたが、ようやく今日、小さくなりはじめました。

ホッとしたのもつかの間、今日、仕事から帰るとミミズが泣きながら「大変なの!」と言います。どうしたかと思ったら、下の前歯がかなり動き出して、食べたいものが思うように食べられないのだそうです。歯が抜けるのがこわいと、日本の歯医者さんに行きたいといいます。この夏、日本で歯医者さんに行ったとき、上の前歯が1年後ぐらいには抜けるだろうと言われていたのです。まさか下の歯が先に大きく揺れはじめるとは思ってもみませんでした。

というわけで、今日は夜までずっとぐずっていましたが、寝るころになると「親友のリルも歯が2本抜けているし、私も大人になるみたいでワクワクする」と笑顔を見せました。歯が抜けるときって痛かったかな、まったく覚えていないんだけど、ミミズはどんなふうにその瞬間を過ごすんだろうと、アタシもワクワクしています。

赤毛のアンのような日々

森で遊ぶミミズ

はじめて赤毛のアンを読んだとき、とてもうらやましいと思ったことを覚えています。何がうらやましかったって、通学路に林があったり、ワクワクするような冒険ができる場所があったりすることです。アタシは都会で生まれ育ったので、そういう場所はどこにもありませんでした。だから、赤毛のアンの世界はまぎれもなく作り話だと思っていました。

でも、いまのミミズを見ていると、赤毛のアンのような日々を送っています。家のそばには雑木林があって、そこに落ちている枝を拾ってはドラゴンの家族が増えています。いまの時期はどんぐりがあちこちに落ちているし、小学校の校庭にはくるみがいくつも落ちていました。歩いてすぐではありませんが、このあたりには大きな川も流れています。今日は家族できのこ狩りに行きました。相変わらずきのこ運がありませんが、ミミズはつい先日、パピーにいただいたトランシーバーで楽しくきのこ狩りの様子を実況中継してくれました。

いろいろ言っても絵が好き

今日の午前中は、庭に絵具や紙などの画材を持ち出して、写生をしました。絵が苦手でへたくそというわりには、よく絵を描きます。色使いがとてもきれいで、やっぱりこういう感性はフランス人なのかなと思いましたが、驚くことに、アタシがミミズと同じ年のころに描いた絵とほとんどあまり変わらないのです。ミミズの場合、木や鳥など、自然にあるモチーフを中心に絵を描きますが、アタシは家があって弟がいて…というような絵を描いていました。ミミズも同じですが、画用紙にひらがなが入ることが多く、「を」と書くべきを「お」と書いていたあたりも同じです。おそらく同じ年の絵ではないかと思います。

鳥小屋と鳥や花

というのも、今日はとても暑く、天気が一日中よかったのです。きのこ狩りの車もたくさん出ていました。でも、きのこ狩りは朝一番で行かないとね。朝、生えてきたきのこが取られちゃうから。明日も元気だったら、朝からきのこ狩りに行く予定です。今年はきのこと出会えるのでしょうか。楽しみです。

ママを越えた日

小学校で黄色い花が咲きました

小学校がはじまってそろそろ6週間、秋のお休みがそろそろはじまります。そんな昨今、ミミズはついにママを越えました。何が越えたのかというと、フランス語のレベルです。まちがいなくミミズは自分の方がママよりもフランス語を理解していると自覚しているし、パパがフランス語で勢いよくしゃべると、「ママはフランス語がよくわからないんだから!」と必ず味方してくれます。何よりアタシ自身、ミミズの方がまちがいなくフランス語の音を理解していると実感するのです。

たとえば、テレビ番組を見ていて、歌が流れるとミミズはいっしょに歌うようになりました。歌詞がわかるようになったのです。アタシが「なんて歌っているの?」と聞くと、スラっと答えてくれます。あ、そういう歌だったんだとアタシはわかるのです。

パパとの会話が理解できないことがあります。ミミズの受け答えがめちゃくちゃ早く、ふたりが何を言っているのかまったくわからないこともあります。何だかイヤな気分なんだけど、すごいなぁと感心します。

ついこの前、「ママのフランス語がちょっとへんな気がする」と言っていたミミズですが、最近は「私がママにフランス語を教えてあげる」と言って、学校の先生のように教えてくれます。たぶん先生にそうやって習っているんだと思うのです。何はともあれすばらしい、完全なるバイリンガルへと転身しました。

アタシは、父と同じ仕事をしていたころがあって、忘れもしない、27歳のとき、父を越えたと実感した瞬間が訪れました。それまでは、仕事の相談をしていたのに、その瞬間から、父から相談されるようになったのです。27歳にして、自分よりも倍以上生きている先輩から頼られるようになったというのは、なかなか自信がつくことだったのですが、ミミズは6歳にしてそれを成し遂げました。あっぱれです。

これからは、ミミズが学校で習得した言葉を日本語で同時に教えていかないといけないと思います。学年が進むにつれ、学校での勉強が大変になって母語の勉強を止めてしまうパターンもかなりあると聞きます。それでもがんばって続けていくことが、彼女の可能性を広げてあげられることにつながると信じています。

ドラゴンの家族

ただの枝ではありません

田舎に住んでいると、想像力を働かせて遊ぼうとするものなのかもしれません。アタシは都会で幼少時代を過ごしたから、ミミズのように近くの林から木の枝を拾ってきて、ドラゴンの女の子、お母さん、お父さん、兄ちゃん、お姉ちゃんみたいな家族を作ったりするような遊びなんかしたことがありません。でも、ふと、赤毛のアンの世界というか、そんな物語の世界を思い出して、ある意味、うらやましいなぁと思ったりします。

どこかの偉い人は、現代の子どもたちはスマホやゲームからオフして、何もない世界へ行くべきだとか、そういうことを相変わらず訴えています。そんな記事を最近もまた読みました。そうかもしれないけれど、でも、その世界から離れてしまったら、現実の世界から遠ざかってしまうわけで、そんなキレイごとは絵空事でしかないとちょっと思ってしまいます。

でも、そんな絵空事の世界に生きているミミズを見ていると、無限に広がっていく想像力がとてもうらやましくも思うのです。あんなふうに生きていくことができたら、きっととても楽しいだろうなぁとかね。そんな幼少時代があってもいいよなと思うのです。

宇宙の本を読むミミズ

事実、ミミズの想像力はいろんなところに現れていて、描く絵もとてものびのびとしているし、興味を持つことも多岐にわたっています。最近では星や宇宙が好きで、木星がとても速く回転していることをおもしろおかしく話します。そういえば、ミミズが星や宇宙に興味を持つまで、木星が速く回転していることなんて知りませんでした。

また、ミミズの国(中国のあたりにある)や、ミミズのおじいちゃんとおばあちゃんが住んでいる島(インドネシアのあたり)の物語もすごくおもしろいのです。おじいちゃんの島まで船で行く話とか、おじいちゃんが小さいころの話とか、ミミズの国の言葉の話とか、無限に話が広がっていって、いったいミミズはどこまで行くんだろうかとワクワクするのです。

そんなわけで、ドラゴンの家族、ただの枝といえばそうなんだけど、ふぞろいの枝たちはミミズの大切な家族で、また明日もいっしょに遊んで楽しい時間を過ごすのです。

小学校での生活を語る

学校生活の一部が明らかに!

突然、今日の夜、ミミズが小学校での生活を語りました。聞けば聞くほど、学校での生活は、フランスよりも日本の方が、学科の勉強をするのではないかなと感じます。現在の小学生が、いったいどんな毎日を送っているのかはよくわからりませんが、ミミズが語ったフランスの片田舎の小学校の生活を紹介します。

朝は8時半までに登校します。その後、先生が笛で合図をすると、ふたり一組で手をつないで、教室へ入っていきます。教室に入ると、まず今日の日付、その言い方などを勉強してから、歌を歌ったりするみたいです。

それから教科の勉強がはじまります。基本的に、フランス語と算数みたいです。ミミズの話では、毎週木曜日には、家にあるモノを持ってきて、みんなに見せる日ですが、これがいったいどんな教科にあたるのか、よくわかりません。

お昼の給食が終わり、少し遊ぶと、絵を描いたり運動をしたりする時間になるみたいです。

帰りの時間までの間、それぞれの生徒にはそれぞれの役割があって、魚にエサをあげる人、連絡帳を回収する人、先生が連絡帳の確認を終えたらその連絡帳をみんなに配る人などがいるみたいです。ミミズは、今週いっぱいまで連絡帳を回収する担当です。

こうして16時にお迎えとなります。ずいぶんとのんびりしていますが、決して悪いとは思いません。何もない田舎なので、学校から帰ったら、おもちゃを作ってみたり、本を作ってみたり、夜には星の研究をしたりと、いろんなことをする余裕があります。ただ、日本の小学生とどの程度の差が生まれてくるのか気になるところです。

ランドセルが板についてきた

ランドセル姿も慣れてきました

小学校がはじまって早1カ月が経ちました。7時に起床、8時半に登校、いきなりはじまったフランス語やら算数やらの授業、学校が終わってからの宿題、月曜日と水曜日の柔道など、日々のリズムにもようやく慣れてきました。

事実、ミミズのフランス語はかなり上達していて、最近ではパパとふたりで話しているちょっとした会話が理解できないこともあります。また、すごいことに「ママのフランス語ってちょっと違う気がする」と感じはじめ、ママがよく理解できないと通訳しようとしてくれることもあります。

ランドセルを背負っている姿もだいぶ板についてきて、すっかりそこらへんにいる小学1年生のようです。でも、ランドセルが大きく見える日本の小学1年生よりも体が大きく、ちょっと生意気な感じかもしれません。

学校生活はとても楽しいみたいで、学校での話もいろいろとしてくれます。毎週木曜日はobjetsの日といって、何か家にあるモノを持っていくのだそうです。どんなモノを持っていったらいいのかよくわからないんだけど、明日、ミミズは手作りしたギターを持っていきます。本物のギターを持っていけばいいのではないかと思うんだけど、工作のギターがいいんだって。モノを忘れたら、毎日の評価表に黄色がついてしまうから、忘れずに持っていかないといけないと張り切っていました。

柔道も楽しんでいます。今年は人数が増えて、子どもクラスは25名ほどいます。幼稚園時代のお友だちもいて、なかなか楽しく通っています。おかげでずいぶん細くなったような気がします。入らなかった服が入るようになりました。

あと2週間で秋のお休みです。学校が忙しくなったせいもありますが、お休みがとても楽しみです。もしかしたらどこかに出かけるかもしれないので、ワクワクしています。

ZUMBA PARTYに行ってみた

子どもも大人もいっしょに踊りました

数日前、小学校から小さなちらしをもらってきました。ZUMBA PARTYとあります。13歳以下は2ユーロ、大人は5ユーロで、1時間半のレッスンが受けられるのです。ミミズは、ZUMBAが何かすごく強い興味を示しました。クラスメイトのお友だちも行くと言っていたので、自分も行きたいと強く言っていました。で、パパがお昼寝をしている間、アタシたちはZUMBA PARTYへ行ってきました。

ZUMBAと調べてみると、コロンビアのダンサーが考えた創作ダンスなのだとか。果たして柔道家ミミズがZUMBAを楽しく踊るのだろうか…と思っていたら、わりと楽しそうに先生のマネをしながら踊っていました。アタシもいっしょに踊りました。踊りはね、かつてフラメンコやらサルサやらやっていたから、何となく懐かしく思いながら、ひと汗かいてきました。

小学校のクラスメイトはだれも来ませんでしたが、幼稚園のときのお友だちが来ていました。しばらくすると、柔道でもいっしょにアナエルとお姉ちゃんのサラも来ました。で、踊りながら遊びながら、はしゃいで汗かいて、楽しいひとときを過ごすことができました。

ミミズにZUMBAは気に入ったかどうか聞いてみたら、「大きな音がうるさくてあまり気に入らなかった」のだそうです。そのわりには楽しく踊っていたけどね。なお、我が村にはZUMBA KIDSの教室もあるみたいですが、ちょうど柔道のおけいこと重なります。ま、でも、また今回みたいなZUMBA PARTYの日があったら踊りに来ようと思います。久々に気持ちよく踊った!

これは仏日翻訳?

日本語翻訳バージョンがこちら

先日、ミミズがはじめてフランス語の本を描きました。四季の木の変化を描いた絵本で、春夏秋冬とフランス語で入っただけのシンプルな絵本です。で、今日、その翻訳本を制作しました。タイトルは『よっつのしき』です。『しき』がLes 4 seasonsのことだと説明したんだけど、ま、ヨシとしましょう。著者の名前、読者の名前(つまりアタシの名前)まで表紙に入っています。

おもしろいことに、日本語バージョンの本は縦書きの本のように右から左へとページが移動する方向で作られていました…横書きで書かれていましたが。ちなみに、フランス語バージョンのはもちろん反対です。

はるのページでは、「はるわ おはなが さきます」とあります。「わ」と「は」は、まぁヨシとしましょう。なつのページでは、「なつわ あついひで なつのだいさんかく も みえます」とあります。夏の大三角は星座のことです。あきのページは、「あきわ はっぱが おちる です」とあります。「おちますだよ」と教えました。そしてふゆのページは、「ふゆわ ゆきがふります」でした。

中央にフランスと日本の旗の絵

日本語バージョンの方が、短い文章が書かれていましたが、これってまさに、翻訳本ということになります。すばらしいです。ちなみに、ミミズが先週かな、小学校で仮面を作ったとき、フランスと日本の旗の絵が描かれていました。日本とフランスという言葉が、話し言葉や絵などにも現れます。さらに、ミミズの空想の世界であるミミズの国の物語もときどき話してくれます。おそらくこういう想像は、アタシがたとえ想像力豊かだったとしても、できなかったことだと思います。ミミズのいまの境遇がそうさせているのかなぁと思います。

いつか大きくなったら、ミミズはアイデンティティについて悩んだりするのだろうか。微妙に心配していますが、その瞬間までフランスにいたら、さして大きな問題にはならないような気がします。というのも、この国は移民の国だから、そんな境遇の人がたくさんいるからです。日本にいたら悩むかもしれません。そんなとき、ミミズがこんなふうにいろんな国の文化を吸収していったことを話してあげようと思っています。

楽しみにしていたバイオリン

本当に音が出たらいいんだけど…

ミミズは少し前、小学校でピアノとバイオリンの演奏を聴きました。その日はとても興奮していて、バイオリンはこうやって持つんだとか、ピアノはこんなふうに弾くんだなどとマネしながら、バイオリンを弾いてみたいと話していました。さらに、クラスメイトのレオポールは、バイオリンを習っているらしく、学校に持ってきてみんなの前で少し弾いてみせてくれました。ますますバイオリンが弾いてみたくなりました。

と、そんなことをパパに話したら、パピーの家にバイオリンがあるはずだということになり、この週末、パピーたちが持ってきてくれることになったのです。で、土曜日の朝はパッと目覚めて、朝からずっとバイオリンが来るのを待っていたのです。

お昼過ぎにパピーたちが来ました。バイオリンのケースを開けると、慣れたような感じでバイオリンを持ってみました。何となく様になっている気がしました。で、いざ、弾いてみると、音がまったく出ません。何やら古いバイオリンで、音が全然でないのです。ミミズ、がっかり。

古いものをいろいろ取っておくのはいいんだけど、ぜんぶこんな感じなんだよな…とちょっと思います。せめて弾けるかどうかぐらい確認しておいてもいいのではないかとも思いましたが、ま、しょうがない。結局、何度やっても弾けませんでしたが、パパが近いうちにバイオリンの弦を掃除するクリーナーを購入するそうです。ミミズが言うには、毎週木曜日はobjetsの日というのかな、楽器を弾いたり、何かで遊んだりする時間があるようで、来週の木曜日にバイオリンを学校に持っていきたいと話します。間に合うかどうかはわかりませんが、その前にバイオリンが弾ける状態になるかどうか、ちょっと心配です…。