歯痛殿下が来そう

歯が痛くてたまにナーバスになる

ミミズの歯がかなりグラグラしています。嬉しい反面、ちょっぴり怖いみたいです。さっきも歯磨きの際、仕上げ磨きでアタシが勢いよく歯を磨いたら、血が出てきたといって泣き出しました。歯が抜けるということが、ここまで大きな出来事だったのかと、改めて驚きました。

アタシの乳歯が、なぜかへその緒といっしょに保管してあって、ミミズといっしょにそれを見ました。歯がどうなっていて、どうして血が出るのか、いまどういう歯の状態で、こうなって歯が抜けるということを、実際の歯を見ながら説明したら、少しホッとしていました。でも、「今日の夜、歯痛殿下が来たらどうしよう」と心配していました。

歯痛殿下(はいたでんか)とは、ベルギーに伝わる妖怪で、電気が走る指で歯にいたずらをします。寝ているときにやってきて、夜中にいたずらをするため、夜、寝ているときに、急に歯が痛くなったら、それは歯痛殿下の仕業なのです。ミミズには妖怪の世界が見えるため、歯痛殿下の存在を恐れています。たしかに、あと数日で歯が取れそうな感じです。

この夏、乳歯を入れるための木箱を日本で購入しましたが、やっと役立ちそう。本当に日に日に成長しています。

小学生とスマホ

ペンキを塗るミミズ

ミミズはアタシのスマホで遊びます。おもしろいビデオをYoutubeのように撮って、「チャンネル登録よろしくね」と言って終わります。でも、このフレーズの意味をわかっていません。説明してもよくわかりません。

ところで、柔道の道場に来るお友だちの中で、すでにスマホを持っている子が数人います。小学2年生の女の子と、小学4年生の女の子です。このふたり、年の離れたお姉さんがいて、そういう影響もあると思います。でも、ちょっと早すぎるのではないかとも思います。

日本の小学生はどうなのかと調べてみたら、小学校高学年からもう5割ほどの子どもが所有しているようです。ミミズはどうしようか。お友だちが持っていたらほしいと思うのは当然だけど、変なサイトにアクセスしたり、変な遊びに使われたりと、いろんな危険もあるから困ります。

フランスでスマホを持っている子どもたちの親に話を聞くと、親の監視下で使わせているなどと言っています。そうはいっても子どもがどんなふうにスマホを使っているのかなんて、親にはわからないのではないかとも思いますが、どうなんでしょうか。

渡り鳥の撮影に成功

現在までのところ、ミミズはアタシのスマホで日本のアニメなどを見たり、変なビデオを撮ったりしているだけです。今日は、Grue cendréeと呼ばれる渡り鳥が、グーグーと鳴きながら、南へと渡っていく様子をあちこち走り回りながら撮影していました。あとでビデオを見てみると、ハーハー言いながらあちこち走って中継していておもしろかったです…が、こんなふうにほほえましく思っていられるのもいまのうちかもしれません。

歯が出てきた!

歯が出てきた!

毎日、同じように過ごしていますが、でも、毎日、新しいできごとが起こります。今日、ミミズが突然、歯の後ろがガタガタしているというので見てみたら、歯が生えていました。まだ歯が抜けていないのに…です。

下の前歯がグラグラしはじめたのが、バカンスに入る直前でした。歯が動きはじめて、歯が抜けるのが怖くて泣いたのもつい数日前です。昨日も仕上げ磨きをしましたが、気にならなかったのですが、今日、はっきりと歯の存在を確認しました。パパに伝えたら「これは問題だ!」というのです。

曰く、歯が抜けていないのに生えてきたということは、歯並びがすごく悪くなるというのです。たしかにそうかもしれないけれど、大人の歯のように大きな歯がどうやってこの小さな隙間に生えてこられるのでしょうか。歯の後方から、つまり舌に近い歯茎から歯が生えてきましたが、そのうち前の歯は抜けるだろうし、ある程度、歯並びが悪かったら矯正すればいいのではないかなと思うのですが、どうでしょうか。

ちょっと気になるので日本の歯医者の先生に聞いてみます。フランスの歯医者さん、予約を取るのに大変で、いつ見てくれるかわかりません。とりあえず明日、小児科の先生に聞いてみようと思います。

今回のバカンスはちょっとちがう

バカンスがスタートしました

秋のバカンスがはじまりました。この時期になると、子連れのおじいちゃんおばあちゃんなどをよく見かけるようになります。働く親は大変です。

ところで、今回のバカンスは、いつものバカンスとはちょっとちがいます。ママといっしょに遊びたがります。しかもすごく。小学校がはじまり、フランス語の勉強も本格化し、パパがお迎えにいくこともあるせいか、ママとの時間が少し減りました。というわけで、今回はいっしょにジムへ行き、絵を描き、映画を見たりしていますが、おかげで仕事がまったくできません。しょうがない。

初めて作曲した歌

とはいえ、ひとりでおもしろいものを作っては見せてくれます。ペットボトルを使った楽器や乗り物、水性絵の具を出して絵を描いたり、そういえば音楽を作曲していました。おもしろかった。かなしいうたとか風のうたとか、よくわからないんだけど、いろんな歌を作りました。おばけからのメッセージがあって、そこに書いてある場所へいくとプレゼントがもらえるのだと言っていっしょに遊んだり。何もなくてもいろいろ遊べるなぁと思います。

ところで、ミミズは英語の歌をよく歌い、英語でいろいろ聞いてきます。小学校で英語の先生が来ておしえてくれるのだそうですが、それにしてもよく覚えてくるものです。One little two little three little Witchesという歌が好きですが、これはそのむかし、アタシが小さかったころはIndiansと歌っていました。Head, shoulders, knees and toesという手遊び歌も好きです。What date is it today?と曜日を聞いたり、What’s the weather like today?と天気を聞いたり。答え方も教わったみたいで、MondayからSundayまで、It’s sunnyやIt’s rainyなどもちゃんとわかっているみたいです。

サンタさんに送る手紙

そういえば、クリスマスも近くなり、広告などでも子どものおもちゃの案内が増えてきました。今年のクリスマスでは、日本のサンタさんにはおまわりさんの服をお願いしました。お手紙も上手に書いています。フランスのサンタさんにはみんなで遊べるゲームのようです。個人的には画材のようなものがいいのではないかと思うのですが、おもちゃがいいみたいです。「わたしが欲しいものはわたしが選ぶの!」というようになりました。

いろいろな成長が見られながら、日に日に年の瀬に近づいています。クリスマスの前にハロウィーンがあります。このバカンスでは小さなイベントが盛りだくさんありそうです。

フランスの小学校から成績表が届いた!

バカンスがはじまった

今日から学校が秋休みとなりました。9月にはじまって6週間、あっという間に時間が過ぎていき、今日、心配していた成績表を持ってきました。

幼稚園のとき、発音矯正士のところに行ったほうがいいと言われていたので、今回もフランス語のことで何か言われるかなぁと心配していましたが、心配とは裏腹に、どういうわけだか成績がとてもよかったので安心しました。フランス人の家庭で生まれ育った同級生とは異なり、日常的な語彙力の少ないミミズは、聴覚や視覚など、あらゆる感覚を使ってフランス語を記憶しているため、ディクテもちゃんとできていたみたいです。クラスの平均点をはるかに超える成績だったので、まずは安心しました。

とはいえ、今度はもっとフランス語の勉強をやっていかないといけないだろうから、さらに大変だなぁと思います。柔道でいっしょの子たちの話を聞くと、宿題が多くて柔道に来られなかったとか、そんなことを言っています。家に帰ってからどれだけ宿題をやるかということに尽きますが、アタシもいっしょに勉強しないと…と思っています。

算数の成績は予想どおりでした。まぁよくできていました。ひとつ、設問の意味がわからなかったみたいで、ほとんどできなかった課題がありましたが、これは算数の問題ではなくフランス語の問題なのでとくに心配ないかなと思っています。

とはいえ、アタシたちは、朝の30分の日本語学習+スマイルゼミと、学校から帰ってからの数分の宿題程度しか勉強をしていないので、必要に応じてもう少し勉強時間が必要になるかもしれません。ま、様子を見ながらということで。とりあえずホッとしています。

にきびができたり歯が動き出したり

この歯が抜けそうなのだ

今週が終わるとミミズもアタシも秋休みに入ります。小学校がはじまって早6週目、みるみるうちにミミズのフランス語力が上がっていて、本当にびっくりします。

そんな目に見えた成長が、身体的にも現れはじめていて、今週、驚くべきことに、おしりににきびができました。パンツの線のところに大きくできる、あの吹き出物です。なかなかよくならなくて、かゆくて触っているみたいで、どんどん大きくなっていきましたが、ようやく今日、小さくなりはじめました。

ホッとしたのもつかの間、今日、仕事から帰るとミミズが泣きながら「大変なの!」と言います。どうしたかと思ったら、下の前歯がかなり動き出して、食べたいものが思うように食べられないのだそうです。歯が抜けるのがこわいと、日本の歯医者さんに行きたいといいます。この夏、日本で歯医者さんに行ったとき、上の前歯が1年後ぐらいには抜けるだろうと言われていたのです。まさか下の歯が先に大きく揺れはじめるとは思ってもみませんでした。

というわけで、今日は夜までずっとぐずっていましたが、寝るころになると「親友のリルも歯が2本抜けているし、私も大人になるみたいでワクワクする」と笑顔を見せました。歯が抜けるときって痛かったかな、まったく覚えていないんだけど、ミミズはどんなふうにその瞬間を過ごすんだろうと、アタシもワクワクしています。

赤毛のアンのような日々

森で遊ぶミミズ

はじめて赤毛のアンを読んだとき、とてもうらやましいと思ったことを覚えています。何がうらやましかったって、通学路に林があったり、ワクワクするような冒険ができる場所があったりすることです。アタシは都会で生まれ育ったので、そういう場所はどこにもありませんでした。だから、赤毛のアンの世界はまぎれもなく作り話だと思っていました。

でも、いまのミミズを見ていると、赤毛のアンのような日々を送っています。家のそばには雑木林があって、そこに落ちている枝を拾ってはドラゴンの家族が増えています。いまの時期はどんぐりがあちこちに落ちているし、小学校の校庭にはくるみがいくつも落ちていました。歩いてすぐではありませんが、このあたりには大きな川も流れています。今日は家族できのこ狩りに行きました。相変わらずきのこ運がありませんが、ミミズはつい先日、パピーにいただいたトランシーバーで楽しくきのこ狩りの様子を実況中継してくれました。

いろいろ言っても絵が好き

今日の午前中は、庭に絵具や紙などの画材を持ち出して、写生をしました。絵が苦手でへたくそというわりには、よく絵を描きます。色使いがとてもきれいで、やっぱりこういう感性はフランス人なのかなと思いましたが、驚くことに、アタシがミミズと同じ年のころに描いた絵とほとんどあまり変わらないのです。ミミズの場合、木や鳥など、自然にあるモチーフを中心に絵を描きますが、アタシは家があって弟がいて…というような絵を描いていました。ミミズも同じですが、画用紙にひらがなが入ることが多く、「を」と書くべきを「お」と書いていたあたりも同じです。おそらく同じ年の絵ではないかと思います。

鳥小屋と鳥や花

というのも、今日はとても暑く、天気が一日中よかったのです。きのこ狩りの車もたくさん出ていました。でも、きのこ狩りは朝一番で行かないとね。朝、生えてきたきのこが取られちゃうから。明日も元気だったら、朝からきのこ狩りに行く予定です。今年はきのこと出会えるのでしょうか。楽しみです。

ママを越えた日

小学校で黄色い花が咲きました

小学校がはじまってそろそろ6週間、秋のお休みがそろそろはじまります。そんな昨今、ミミズはついにママを越えました。何が越えたのかというと、フランス語のレベルです。まちがいなくミミズは自分の方がママよりもフランス語を理解していると自覚しているし、パパがフランス語で勢いよくしゃべると、「ママはフランス語がよくわからないんだから!」と必ず味方してくれます。何よりアタシ自身、ミミズの方がまちがいなくフランス語の音を理解していると実感するのです。

たとえば、テレビ番組を見ていて、歌が流れるとミミズはいっしょに歌うようになりました。歌詞がわかるようになったのです。アタシが「なんて歌っているの?」と聞くと、スラっと答えてくれます。あ、そういう歌だったんだとアタシはわかるのです。

パパとの会話が理解できないことがあります。ミミズの受け答えがめちゃくちゃ早く、ふたりが何を言っているのかまったくわからないこともあります。何だかイヤな気分なんだけど、すごいなぁと感心します。

ついこの前、「ママのフランス語がちょっとへんな気がする」と言っていたミミズですが、最近は「私がママにフランス語を教えてあげる」と言って、学校の先生のように教えてくれます。たぶん先生にそうやって習っているんだと思うのです。何はともあれすばらしい、完全なるバイリンガルへと転身しました。

アタシは、父と同じ仕事をしていたころがあって、忘れもしない、27歳のとき、父を越えたと実感した瞬間が訪れました。それまでは、仕事の相談をしていたのに、その瞬間から、父から相談されるようになったのです。27歳にして、自分よりも倍以上生きている先輩から頼られるようになったというのは、なかなか自信がつくことだったのですが、ミミズは6歳にしてそれを成し遂げました。あっぱれです。

これからは、ミミズが学校で習得した言葉を日本語で同時に教えていかないといけないと思います。学年が進むにつれ、学校での勉強が大変になって母語の勉強を止めてしまうパターンもかなりあると聞きます。それでもがんばって続けていくことが、彼女の可能性を広げてあげられることにつながると信じています。

ドラゴンの家族

ただの枝ではありません

田舎に住んでいると、想像力を働かせて遊ぼうとするものなのかもしれません。アタシは都会で幼少時代を過ごしたから、ミミズのように近くの林から木の枝を拾ってきて、ドラゴンの女の子、お母さん、お父さん、兄ちゃん、お姉ちゃんみたいな家族を作ったりするような遊びなんかしたことがありません。でも、ふと、赤毛のアンの世界というか、そんな物語の世界を思い出して、ある意味、うらやましいなぁと思ったりします。

どこかの偉い人は、現代の子どもたちはスマホやゲームからオフして、何もない世界へ行くべきだとか、そういうことを相変わらず訴えています。そんな記事を最近もまた読みました。そうかもしれないけれど、でも、その世界から離れてしまったら、現実の世界から遠ざかってしまうわけで、そんなキレイごとは絵空事でしかないとちょっと思ってしまいます。

でも、そんな絵空事の世界に生きているミミズを見ていると、無限に広がっていく想像力がとてもうらやましくも思うのです。あんなふうに生きていくことができたら、きっととても楽しいだろうなぁとかね。そんな幼少時代があってもいいよなと思うのです。

宇宙の本を読むミミズ

事実、ミミズの想像力はいろんなところに現れていて、描く絵もとてものびのびとしているし、興味を持つことも多岐にわたっています。最近では星や宇宙が好きで、木星がとても速く回転していることをおもしろおかしく話します。そういえば、ミミズが星や宇宙に興味を持つまで、木星が速く回転していることなんて知りませんでした。

また、ミミズの国(中国のあたりにある)や、ミミズのおじいちゃんとおばあちゃんが住んでいる島(インドネシアのあたり)の物語もすごくおもしろいのです。おじいちゃんの島まで船で行く話とか、おじいちゃんが小さいころの話とか、ミミズの国の言葉の話とか、無限に話が広がっていって、いったいミミズはどこまで行くんだろうかとワクワクするのです。

そんなわけで、ドラゴンの家族、ただの枝といえばそうなんだけど、ふぞろいの枝たちはミミズの大切な家族で、また明日もいっしょに遊んで楽しい時間を過ごすのです。

小学校での生活を語る

学校生活の一部が明らかに!

突然、今日の夜、ミミズが小学校での生活を語りました。聞けば聞くほど、学校での生活は、フランスよりも日本の方が、学科の勉強をするのではないかなと感じます。現在の小学生が、いったいどんな毎日を送っているのかはよくわからりませんが、ミミズが語ったフランスの片田舎の小学校の生活を紹介します。

朝は8時半までに登校します。その後、先生が笛で合図をすると、ふたり一組で手をつないで、教室へ入っていきます。教室に入ると、まず今日の日付、その言い方などを勉強してから、歌を歌ったりするみたいです。

それから教科の勉強がはじまります。基本的に、フランス語と算数みたいです。ミミズの話では、毎週木曜日には、家にあるモノを持ってきて、みんなに見せる日ですが、これがいったいどんな教科にあたるのか、よくわかりません。

お昼の給食が終わり、少し遊ぶと、絵を描いたり運動をしたりする時間になるみたいです。

帰りの時間までの間、それぞれの生徒にはそれぞれの役割があって、魚にエサをあげる人、連絡帳を回収する人、先生が連絡帳の確認を終えたらその連絡帳をみんなに配る人などがいるみたいです。ミミズは、今週いっぱいまで連絡帳を回収する担当です。

こうして16時にお迎えとなります。ずいぶんとのんびりしていますが、決して悪いとは思いません。何もない田舎なので、学校から帰ったら、おもちゃを作ってみたり、本を作ってみたり、夜には星の研究をしたりと、いろんなことをする余裕があります。ただ、日本の小学生とどの程度の差が生まれてくるのか気になるところです。