映画を見て感動して泣く【子どもの感受性について考えてみる】

ミミズは最近、アンパンマンや子ども向け映画を見て大泣きしたり叫んだりします。去年はこんなことなかったような気がするのです。8歳ぐらいになると、感情移入することができるようになるものなのでしょうか。ママに怒られて泣くのとはちがう涙です。

アンパンマンの映画を見たのは1~2週間前です。久しぶりに映画を見て、本気で大泣きしました。「いのちの星のドーリィ」という映画です。人形だったドーリィが命をもらったのですが、わがままし放題でみんなを困らせます。ところが、アンパンマンや友だちの言葉に心が動き、死にかけていたアンパンマンに最後のいのちの星をあげて、亡くなってしまったのです。ビデオを止めて大泣きし、アタシの胸で「ドーリィが……ドーリィが……」と信じられないほど泣きました。実はこの映画、もう何度も見ている映画なのに、「もうこれ以上、つらくて見られない」というので、「最後まで見てみないとわからないよ」といっしょに最後まで見ました。

実は今日、この冬にフランスで公開される「でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード」という映画を見てきました。映画の大半は思わず声を上げてしまうほどおかしな映画なのですが、ちょっと悲しいシーンがありました。で、ミミズが鼻をすすって泣き、アタシの胸で泣きながら見ました。実はアタシもちょっと涙が出たのですが、ミミズほどではありませんでした。

ミミズは感受性が豊かなのかどうかわかりませんが、感情に対する表現はとても豊かです。アタシたち親子は、お互いにお互いが唯一の日本語話者であることから、細かいことまで話し合ってきているせいかもしれません。でも、学校でフランス語を使って、同じようにいろんなことを表現できているのか微妙です。基本的には女友だちが苦手なタイプです。昨年まで仲のよかった子が突然、いじわるになったとき、すごく悩んで別の子と仲良くなり、いまでは毎日、とても楽しく過ごしていますが、フランス語でのやりとりが原因だったのではないかとちょっと思うこともあります。

感受性が豊かであることは、ときに精神的に弱いという面もあります。あまりにいろいろな出来事に心を動かされてしまうと、つらいことに耐えられなくなってしまうのではないかと思うこともあります。ただ、アタシの個人的な経験として、感受性が豊かであることは、必ずしもマイナスではないと思います。心が受けたさまざまな感情が、大きくなってさまざまな出来事と対峙したときに役立つというか、自分自身を導いてくれることもあるからです。

同じように、ミミズが大きくなってもっと複雑なことに悩んだり、いろんなことと対峙したりしたとき、こうした経験のひとつひとつがミミズを導いてくれたらと思います。そして、ひとりではどうにもならなくなったとき、アタシにぶつかってくれたら本当にうれしいです。そんな最後の砦になれるように、毎日、アタシ自身もいろんなことを学んでいるんだなと思います。






投稿者: ミミズ母

現在、フランスに住んでいるミミズママです。フランスの学校に通っている娘に日本語を教えています。

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