ミミズは、3歳になってからフランスの幼稚園に通いはじめました。ミミズの場合、まずフランス語を学びました。そして、アルファべを習い、ブロック体を習い、筆記体を習って、現在に至ります。すごいなぁと思います。
幼稚園に行くと、子どもたちは絵を描いたりブロックやパズルなどで遊んだりしています。子どもたちの絵を見ると、実にいろんな色でのびのびと絵を描いています。ミミズは、やっぱりフランスの子どもたちの絵のような色づかいの絵を描きます。


母にアタシの子どもの頃の絵について聞くと、家族や家の絵ばかり描いていたのだとか。ミミズは、本当にいろんな絵を描きます。虹の心臓の絵、カラフルな色の動物、人物を描くと、必ず前から見た姿と後ろから見た姿の2枚を描きます。おもしろい。
フランスの幼稚園の教室の片隅には、イーゼルが並び、子どもたちがエプロンをかけて水彩画などを描きます。まさに小さな画家です。ちょっと日本とはちがいます。
先日、ミミズが幼稚園で習った歌を歌っていました。指を鳴らし、つま先でリズムを取りながら。リズミカルな歌で、母音(あ・い・う・え・お)を学ぶ歌です。
A, A, A, A madame A est une salade ♪
(あ、あ、あ、あ、マダム あ は サラダ)
「あ」おばさんの「あ」はサラダの「あ」の音、みたいな歌です。
日本の幼稚園で歌を習うとき、先生がオルガンなどを弾いて、それに合わせてみんなで歌います。ミミズが年中さんのときは、先生が指揮者のように腕を動かし、それに合わせて子どもたちも身体を動かしながら歌っていました。いまの先生は、指を鳴らしてリズムを取りながら歌うのでしょう。それを子どもたちが自由にマネして歌う姿が想像できます。
日本では協調性が大切ですが、フランスでは他者を尊敬することは学んでも、右にならえという教え方はしないように感じます。やっぱり少しちがいますね。その自由度は絵にも現れます。
この夏、また日本の幼稚園で1カ月体験しますが、どんな違いを見つけることができるでしょうか。とても楽しみです。