
子どもの描く絵にはそれぞれに特徴がありますが、ミミズの描く絵はたいていママの絵です。ママのそばにいるのはミミズ、ときどきパパが登場しますが、ほとんどがママで、よっぽどママの影響が強いということがわかります。
絵の描き方を見ると、アタシが子どものころに描いていた絵とは明らかにちがっていて、とてもユニークな気がします。「6歳、女の子、絵」と検索すると、ちょっとアニメっぽい絵がいろいろと出てきますが、これは明らかに日本のアニメの影響だと思います。そんなことをマンガの先生が話していました。
ミミズの場合、いったい何に影響を受けているのかはわかりませんが、ちょっと雰囲気がちがいます。最近でこそゲゲゲの鬼太郎が好きですが、ドラえもんやプリキュアも好きだけど、あんまり影響を受けていないように見えますが、やっぱりフランス人っぽい絵なのでしょうか。
今日、ミミズの小学校から「家庭での学習の手引き」みたいなものをもらいました。フランス語の読み書きがしっかりとできること、算数は100まで数えられるようになること、アートの時間を取り入れることなどが書かれています。ミミズはこのアートの時間はとても好きで、たいてい絵を描き、何かを作っています。今度、ティッシュペーパーの空箱ができたら、それを使ってギターを作る予定ですが、これは日本の子ども用の雑誌がヒントになっています。
そういえば、日本の幼稚園でも、聞紙を丸めた棒を持ってきたり、牛乳パックを使った車を作ったり、いらなくなったものを再利用して工作を詩ていましたが、フランスでは、立体的なものでは仮面を作ったり、写真を使ったデコレーションを作ったり、ちょっと趣がちがいます。また、絵に関しても、日本ではクレヨンとお絵かき帳を使っていましたが、フランスでは一枚ずつの紙に、さまざまな材料の画材を使って描きます。
ともあれ、子どもの作品はすべてアートです。このおもしろい感性、いつまでも持ち続けていけるといいんだけどね。
