
今日は一日中、パパと過ごしました。とてもめずらしいことです。アタシがアルバイトから帰ると、パパと本を読んでいました。今日、学校の図書館で借りたワニの本です。ミミズ、ちょっと疲れた表情をしていましたが、パパと楽しそうに本を読んでいました。
それからパパのゲームをやりました。マリオカートみたいなゲームを、興奮気味にやっていました。しかもフランス語で叫びながら。さすが、パパとずっと一緒にいると、ひとり遊びもフランス語になるんだなぁということがわかりました。つまり、ミミズの日本語は、アタシがつねにいっしょにいるから上達しているということになります。
さて、夜ご飯の後、アタシはひとりで柔道へ行きました。ミミズは「パパとおうちにいる」と言ったのです。めずらしいことだけど、こんな日もあるんだなぁと思いました。で、柔道から戻ってくると、何だかグッタリした様子。何かと思ったら、ミミズはフランス語で本を作っていたのです。

タイトルは『Les 4 seasons』、春夏秋冬の木の絵を描いた本です。春夏秋冬でその様相を変えた1本の木の様子を描いています。これまでいろんな本を作ってきたので、本の制作それ自体はめずらしいことではありませんが、フランス語で作ったのははじめてです。物語は絵で表現されていて、フランス語は春夏秋冬という言葉だけですが、それでも立派なひとつのお話です。
月曜日に学校に持っていって、先生に見せるのだとか。日に日にフランス語も上手になり、さらにフランス人としても磨きをかけている毎日です。