
そういえば、スペインに暮らしていたとき、知り合ったフランス人の学生が、「勉強する」ことを「仕事する」と表現していました。変な子だなぁと思いましたが、フランスでは、勉強することを仕事をするといいます。
勉強も仕事だとは、さすがはフランス。この国では、働くために資格を取ったり勉強したりしなければならないため、何か新しいことを学ぶという意味で、働くという表現をするんだろうなぁと不思議な気がします。
で、ミミズのお仕事の話です。ミミズの通う幼稚園では、朝、幼稚園に着くと、前日、終わらせなければならなかったお仕事の続きをしている子がいます。ミミズは、「わたしはお仕事をはやく終わらせるから」という言のとおり、あんまり朝からお仕事の続きをしません。
でも、今朝、めずらしく先生に続きをやるように言われたので、何をするのかなぁと思ったら、水彩画の続きでした。得意げにエプロンを取り出し、頭からスッと被ると、絵具で色を塗っていきます。「ママ、もういいよ。外からわたしのこと、見ていいから」と言われ、外に出ていくように促されました。窓辺に置いてあるイーゼルに向かって、絵を描くお仕事ぶりを窓の外から見てほしかったのです。
それにしても、アタシが幼稚園のころは、机の上に置いた画用紙に絵を描いていましたが、ミミズは立ちながら画家みたいに絵を描きます。ちょっと日本とは違う気がします。いつも思うんですが、フランスってやっぱりアートな国だなぁと思います。

毎日、ちょっとずついろんなことを学んでいるみたいです。あと数カ月で幼稚園もおわり。小学校へと進学していきます。これからが、日本語教育の本番です。