
この週末、やっと我が家もクリスマスらしくツリーを飾りました。昨年はもみの木を買ってきましたが、もみの木の香りが全然しないし、葉がぼろぼろと落ちてきて掃除が大変だったので、今年は例年通りのツリーです。
クリスマスの飾りは、シンプルなもの、おしゃれなものなど、いろいろありますが、アタシがここフランスでいろいろな人と話をしている中で出た結論は、クリスマスの飾りはキラキラといろんな色の飾りを派手に飾った方がいいということです。
フランスでは、ほかのヨーロッパの国と同じように、クリスマスというのはサンタさんが家にやってきて、ツリーの下に子どもたちのプレゼントを置いてくれる日で、その喜びを家族で共有する家族のためのイベントです。だから、サンタさんが訪れたとき、ツリーの場所がわかるように、家の中心にツリーを飾って、キラキラと光らせるわけです。そうじゃなかったら、サンタさんがこの家には子どもがいないと思って、プレゼントをくれないわけです。
我が家のツリーの飾りは、何ともいろんな色や形の飾りがあって、ちぐはぐなんだけど、それぐらいがちょうどいいというわけです。夜になるとツリーの飾りに明かりをつけて、サンタさんのスパイである小人のサンタさんに家のありかを見せつけるのです。この家にはミミズという7歳の女の子がいるということのアピールです。

そんなふうに1カ月かけてクリスマスを盛り上げて、25日を迎えるわけです。アタシは、夢を抱いてもその夢が無駄に終わるような世の中であっても、夢が現実になるのではないかとひそかに願う心をだれもが持ち続けてほしいと思っています。だから、「サンタさんが来たときに、服が汚れないように天窓もきれいに掃除しておこうね」と、真顔で言うミミズが、いつまでもそのきれいな心を持ち続けてほしいと思っています。
ところで、今年はいろいろあったものだから、わが村にはサンタさんがやってこないことになってしまいました。でも、サンタポストが村役場にできて、サンタさんに手紙を書いたら返事をくれることになっています。アタシたちは、ポストができた翌日に手紙を出しました。ミミズは自分のプレゼントよりも、ママへのプレゼントのことをたくさん書いていましたが、何かステキな返事をくれるのでしょうか。とても楽しみです。
