今日、ミミズの幼稚園の先生から呼び出しがありました。曰く、ミミズは鼻母音の区別がむずかしいようだから、オートフォニストに相談するべし。
とうとう言われたか…と思いました。いつかこんな日がくるような気がしていたのです。というのも、オートフォニストに送られる子どもは、ミミズのようなバイリンガルに多く、フランスの子どもたちでも通っている子がいます。
オートフォニスト(orthophoniste)とは、フランス語がうまく発音できなかったり、聞き取ることができない人を対象にした療法を扱う専門家のことです。ミミズのフランス人の友だちでは、SやRの発音がうまくできないと通っているケースがあります。ミミズの場合、鼻母音です。
教科書では、フランス語の鼻母音は4種類あって、①「ア」の口で「アン」と発音する音に近い im、 in、ym、yn、aim、ain、eim、ei、②「オ」の口で「アン」と発音する音に近い am、an、em、en、③「ア」の口で「オン」と発音する音に近いun、um、④「オ」の口で「オン」と発音する音に近いon、omがあります。
このフランス語の鼻母音の区別がよくわからないと、たとえばディクテーション(読み上げた単語などを書く)のとき、正確に書けなくなるわけです。
ただ、いろいろな人のブログなどを読んでいると、フランスの小学校でかなり音の違いを練習するため、さして心配することはないという意見もあります。
事実、アタシもミミズに日本語教育をしている際、この音の違いなどを教えたことは一度もないため、ミミズが現段階でフランス語の鼻母音のちがいがよくわからないのは当然のことです。
でも、このフランスのオートフォニストがどんなことをするのか興味があるので、さっそく小児科の先生に連絡し、診断書を書いてもらい、訪ねてみることにしました。今後、ミミズはこのオートフォニストとどんなフランス語の発音レッスンを行うのでしょうか。ついレポート乞う期待。
