
アタシが日本語をミミズに教えようと思ったのは、エリートに育てるためではありません。ただ日本語でミミズとしゃべりたかっただけです。
縁があってフランスに住んでいます。フランスに住むつもりはまったくありませんでした。アタシはスペインが大好きで、スペインに住みたいと思っていたのです。
ところが、たまたまフランス人の夫と出会い、フランスに来ることになりました。そこで生まれたのがミミズで、彼女はいまのところ日本とフランスの国籍を持っています。
フランスでは、フランス語をしゃべることがとても大切で、フランスで暮らす外国人はフランス語を学ぶ権利があります。事実、アタシもフランス語を習いました。このとき思ったのは、ミミズにしっかりと日本語を教えないといけないということ。そうしなければ、彼女は日本語が理解できない子になってしまうという危機感が生まれたのです。
そういうわけではじまった日本語教育。はじめてからいままで続いている日本語教育。やっぱり語学教育は早くからスタートさせた方がいいと実感します。
